おしらせ

第2回 東京久憎会 ITに慣れる講座

[2010-05-17]

Ⅰ 第2回 ITに慣れる講座のすすめ

人は道具によって、その能力を様々に発展させます。
人は道具によって、それまでに思いも依らなかった自分の能力を発見したりします。
ITは、その道具の中で最も特徴的存在です。
ITは、一般に考えられているほど、獲得の難しい技術ではありません。

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講座のスタイル

適当な環境さえあれば、普通の人が、初期段階の僅かな時間と忍耐力を投資することにより、それなりのレベルの能力を獲得できます。 
通常、この類の講座ではワンパッケージの必要事項を覚えさせようと云う意図で行われます。 この従来タイプの講座では受講者の姿勢は受身です、従って、所謂、丸暗記を強いられます。 暗記すると言う学習法は、資格試験合格には役立ちますが、実用的には非効率、然も、通常、眠いばかりで、殆ど、役に立ちません。 それに対して、私どもは知識以上に 「ITに対する慣れ」 を重視しています。 知識の獲得には限がありませんし、各個人が手始めに必要とする知識は僅かで済みます。 まず 「ITに対する慣れ」 と、話題を共有する仲間を獲得すれば、その後は楽です。 即ち、お互いに訊ね教えあうと云う姿勢は前向きですから、おしゃべりをするように、比較的緩やかな努力を継続することによって、様々な能力に発展させることが出来ます。 (前回の講座で居眠りした人は居ませんでした) この 「ITに慣れる講座」 はその様な環境を無理なく提供できるシステムです。 幼児が覚えたての片言を話しながら、興味を持って、飽きることなく、徐々に、複雑な言語表現能力を獲得していくのに似ています。

第1回を受講した方々は、今回は、やや、高度な課題を抱えて参加されるはずです。 その課題の解決を私たちが、個別にお手伝いします。 その課題解決に他の受講者も自由に参加します。 その教え、教えられる過程で、各個人は、そのレベルに応じた課題に出逢います。 

その様に、自然に発生する課題を解決する体験が有効であると考えています。 その過程では、実務に必要な基本的事項に関するトラブルが頻繁に発生し、それを解決することにより、必要となる基本的操作が身につくのです。

即ち、その課題を、わいわいがやがや、相互に助け合って解決していく過程が効率の良い能力開発の環境を提供します。 出来れば、第1回講座の報告も併せて御覧下さい。

講座の内容

第2回も、第1回と同様に、前項に述べた考えに基づいて実施されました。従って、トピックは前回と同じです。 ただ、今回は、講座の初めに、ITを構成する要素、即ち、PCのハードウェア、インターネットの仕組み、OS,ドライバー、アプリケーション・ソフトウェア、コンパイラなどの役割と相互関係を、簡単に総括することにしました。 

1. ITの構成と要素について
2. PC活用の基本事項
3. .インターネットの活用
4. アプリケーション・ソフトウェアの活用

・各項の始めには、前回触れられなかった重要事項や、多少、掘り下げた使い方を具体的なデータを用い行いました。

講座の目標

第1回と同じくお互いに教えあい、学びあうネットワークの形成です。

Ⅱ 第2回「ITに慣れる講座」の実施

2010年4月15日午後から16日正午まで、深夜までも熱心に実施されました。
久憎会会員:   亀尾、星子、横田、谷山、渡辺、尾上
東京九学会関係: 緒方栄喜 (S8)
コール・ベーレン関係: 吉川健二、福島 正、澤村登久子、篠原桂子、福島宣子
英語シネマサロン関係: 坂本幸代

今回は、半数が東京久憎会で、半数は、東京九学会、熊本県出身者の多い混声合唱団コールベーレン、その他の地縁の方々の参加で、且つ、半数が2回目、半数が新規の受講者でした。

第1日
12:00会館食堂にて昼食 (カフェテリア)
13:00IT講座開始

・ 「IT、 ハードウェア、プログラム・コンパイラ、アプリケーション、インターネットとは何か」 などについて話題の提供(ITを構成する要素、即ち、PCのハードウェア、インターネットの仕組み、OS,ドライバー、アプリケーション・ソフトウェア、コンパイラなどの役割と相互関係を、大胆に総括する心算であったが、実際には、PCハードウェアとインターネットの仕組みの説明のみにした。 これらの話は、どうしても時間を取ることと、座学の形式が、教室の活性を維持するのが困難であると判断した)

・ PCの運用や、ファイルの管理に必要な用語と操作の説明と実習

・ インターネット、E-メールの活用にかんする説明と実習

・ ワード文書に作り方 画像などの取り込みのための操作説明と実習
具体的なワード文書(第1回ITに慣れる講座の報告書)を例に、制作の手順を説明した。
その後、受講者の疑問質問に実習して貰いながら理解を得る場を提供することが出来た。
得意な人は教えることにより、苦手だった人は教わることにより、それなりに進歩を実感しました。

17:00第1日終講 ログアウト、パソコンの電源を落とし、部屋に戻り、入浴等、思い思いの時間を過ごしました。

18:00会館食堂で夕食。 引き続き、ピアノとビールのあるラウンジに場所をかえて懇親会に移りました。この日はいずこかの女子高生の団体がいて、ビールを飲みながら讃美歌を合唱しているおじいさ ん、おばあさんたちを、物珍しく、面白く見物して行きました。

21:00その後、ノートPCを持って、談話室に移り、主としてエクセルの使い方に関する質疑応答で昼間以上に熱心なセッションが深夜23時まで続きました。

第2日この日は早朝から、生憎の雨でしたが、傘をさして3.5Kmの散歩をした人たちも居ました。

7:30皆待ちかねて朝食。

9:00IT講座開始
・具体的な統計データを用いたエクセル独特の機能の使い方等の講習を行い、今回も、時間超過ギミで 会館事務室から指導を受けて終了しました。

12:00昼食後 受付前のラウンジで講座終了の挨拶の後、会館前で記念写真を撮影して、14時前に解散しました。

第1回同様今回も殆ど居眠りをする人もなく、全員参加の熱気のある講座でした。 特に、久憎会以外からの参加者から、「目から鱗」でクッキリしたと云う声が聞かれました。

報告: 会長 亀尾要道