おしらせ

東京久憎会 ITに慣れる講座

[2010-01-22]

東京久憎会 ITに慣れる講座

ITに慣れる講座のすすめ
ITリテラシー

ITリテラシー(IT literacy)とか、ディジタル・デヴァイド(Digital devide)と云う言葉が良く使われるようになりました。
ご承知のように、リテラシーとは、読み書き能力で、ITリテラシーとは、IT(Information Technology)に関する基本的能力を指します。 また、ディジタル技術の発達により、殆ど全ての情報がディジタル化されました。 世の中の仕掛けは殆どディジタル化された結果、仕組みもそれに見合う形態に変わりつつあります。 目に触れ、耳に聞こえる情報は、一見、昔のままですが、その処理は全てディジタル化されています。
幸い、退職者はそれでも生きていけますが、現役の人達は、第一線から離れざるを得ない。 従って、企業であれ、個人であれ、ITリテラシーの有無が、経済格差を生みます。 それがディジタル・デバイドです。 国は、その問題を解消しようと法律を作りました。 それがIT基本法です。

わが国のIT基本戦略
2000年11月27日開催された第6回IT戦略会議・情報通信技術(IT)戦略本部合同会議で決定されました。
IT基本戦略は、「すべての国民が情報技術(IT)を積極的に活用し、かつその恩恵を最大限に享受できる知識創発型社会の実現に向けて、既存の制度、慣行、権益にしばられず、早急に革命的かつ現実的な対応を行わなければならない」とした上で、「5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指す」としています。
そのための重点政策として、超高速ネットワークインフラの整備、電子商取引の大幅な普及の促進、電子政府の実現、人材育成の強化をあげています。

この講座の目的

・ITリテラシーは初歩的なレベルでも、数時間の座学で獲得できるものではありません。 しかし、一歩一歩を進めるためには特別の能力を必要としません。 必要なのは、興味と何がしの時間と環境です。

・この講座は、IT(Information Technology)の極く基本的なこと、言い換えれば、ご自分の質問をある程度言葉で表現できるレベルの「馴れ」を獲得して頂くことです。 その上で、日々、生じる疑問を仲間同士で解消したりすることによって、更に、ITに「馴れ馴れしく」なっていただくことです。 

・「教えることは学ぶこと」と云います。 分かったような気がしたら、自信が無くても、分かったような気がしたら、自信が無くても、近くの人に自分の理解を紹介する。 この行為が曖昧な自分の理解を確かなものにします。 それを聞いた人は、それに質問したり、別の見解を述べたり出来ます。 勿論、私共も、お仲間になります。 この講座の開始が、その期間の始まりとお考え下さい。

・そのような、相互に学び合い、教えあうネットワークが形成できることがこの講座の目標であり、その様な場を提供することが目的です。 多くのご夫人方の参加も期待しております。

・この活動に参加される方々は興味さえあれば無限に広がる知識空間を獲得することが出来ます。 同時に、ネットワークを形成する新たなCommunityが生まれ、自然にそのメンバーになることができる筈です。 

・能力の獲得とは、単に、特定分野の知識やそれを運用する技能を獲得するだけではなく、「新たな能力を獲得する能力」を獲得することでもあります。 ITリテラシーの獲得は夫々の能力空間の次元に新たな次元を加えることです。 例えば、人類の活動空間は長い間、2次元、即ち、平面でした、近代になって、第3の次元、即ち、高さ方向の次元を獲得しました。 それによって、一挙に時間も空間もスケールが変わり、一瞬一瞥によって得られる景色も情報量も圧倒的に増えました。 次元が増えるとはその様なことです。 各個人にとって、IT能力の獲得はそれに匹敵する出来事です。 しかも、ごく普通の人々が、僅かな努力を持続することで手にすることが出来ます。
特に、今までにパソコンに触ったことが無い、或いは、パソコンは持っているが殆ど使ったことが無い、または、パソコンは使えるがネットには接続していない方々の参加をお誘いします。

第1回「ITに慣れる講座」の開催

昨2009年暮、会員に、上記内容の 「IT慣れる講座のすすめ」を配布して、受講希望者を募り、夫人4名、熊本出身者の混声合唱団 コール・ベーレンからの ゲスト2名を含む15名の参加を得、1月7日~8日 一泊二日の講座を行いました。 

本講座は、参加者全員が、1人1台ずつインタネットに接続されたパソコンを、一定時間 使用できることを必要とします。幸い、埼玉県嵐山町にある 独立行政法人 国立女性教育会館 マルチメデイア研修室にこの設備があり、 正月早々で宿泊室に十分な空きがあって、一か月前の予約で、開催が可能になりました。
理事長 神田道子氏と事業仕分け人との激論で一躍有名になった この国立女性教育会館は、緑の敷地に、400人以上泊まれる宿泊棟と各種研修室を持つ立派な施設ですが、パソコン30台を備えるマルチメデイア室は特に利用度が高いようで、一層の拡充が望まれるところです。

第1日  1月7日
午前11時30分 東武東上線武蔵嵐山駅に集合(車で直接行った組も二組) して、会場に向かい、館内カフェテリアで昼食をとったあと、同館提供の女性教育DVDを見て1時半から 亀尾会長 (宇宙工学専攻) を講師として講座を始めました。 

先ず電源の投入、そしてログイン (コンピューターを利用可能な状態にしたり、コンピューターネットワークに接続したりすること。ユーザー登録名とパスワードのインプットを要求される)。

"皆さん出来ましたか―?!"
"どぎゃんもならんぞ" 

まあいろいろあって、  全員のパソコンが立ち上がり、インタネットに繋がり、デスクトップ(基本的操作画面)にファイルや機能を示すアイコン(icon: 絵文字)が現れました。

ここで、クリック(左、右)、ドラッグなど、基本操作の説明があり、先ずは、ワードのアイコンを左クリックしてワード画面を出します。そして、文字入力の練習。ローマ字入力、カナ入力、漢字変換・・・文章が打てるようになりました。保存、ファイルのし方説明。 次いでインタネットへ。 

"インタネットとは何か"の解説。ホームページの見方、その他の Web Site (インタネットで特定の情報を提供するシステム)への接続のし方、つまり ものの調べ方の練習。九州学院のホームページを見る/校歌の演奏を聴く/ 当館因縁の蓮舫議員 若き日の写真を見つけた人もあり。ヨカオナゴ!

次に、メールによる通信の説明に移ることになりましたが、ここのパソコンは、アドレスを持っていないので、講師持参のパソコンをLAN(Local Area Network:構内通信システム)を介してインタネットに接続し、Displayは設備の大型のものを使いました。ここで5時、今日の講座はおしまい。ログアウト、電源を切りました。ここのパソコンは切り方が面倒で、皆さん退出後も切れてないのがあり、館の係員に、"ホラあそこ!ついてますよ、アッあそこも・・・"と指摘され、講師と幹事で消しまわり。

普通ここの会館は夕食もカフェテリアで、これが好評なのですが、年始のため泊まり客が少なくて1050円の定食。夜は、ラウンジで、缶ビールとゲスト持参の球磨焼酎で懇親会。ピアノと歌で盛り上がりました。

オトコが寢いったあとからは、ご婦人を中心に、談話室 (ここは飲食禁止) に集まり、個別の問題を講師に問い、自主研修に及びました。

第2日  1月8日
7時半に朝食、9時から講座を再開。 
Word による文章の作成復習、更に編集、図や表の入れ方の説明、練習。教え合い。デジカメから写真の取り込み、編集・画像の整理の説明、練習。教え合い。 結果、前夜撮った写真を後日メールで送って貰い、右図のようなものが出来る知識を得ました。 (忘れても、電話で教わることのできるレベル。) これを文章の中の任意の位置に取り入れることが出来る筈。(挿入→文字列の折り返し)12時に講習終了。 今日は、全部電源がチャント切れていました。 慣れなさったつですねー。  
今回、パソコン購入を決意した人もいました。

食後 ラウンジに集まり、次回の予定を相談(マルチメデイア室の空きを探した結果 4月15日(木)、16日(金)となった)して解散。 費用は、交通費、2回の昼食を別として締めて1人5000円でした。
また会う日まで、かみのまもり 汝が身を離れざれ。

報告: 会長 亀尾、副会長 星子 幹事 尾上 


20100122b.jpgワードの画面出ましたかー


20100122c.jpg初日の夜は懇親会


20100122d.jpgNow, we can do everything.


20100122e.jpgでは又次回